アイルランド文化研究会(日本アイルランド協会)の告知、資料公開、情報交換、討論等を行うブログ。
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質問と応答(1)
質問:アイリッシュ・パンクというのはどこあたりが「アイリッシュ」なのか?

うまく発表では答えられていない質問だったと思いますが、そもそもアイリッシュ・パンクという造語はアメリカはボストンのアイリッシュ・コミュニティー出身のドロップキック・マーフィーズ(Dropkick Murphys)やロサンゼルスのアイリッシュ・コミュニティー出身のフロッギング・モリー(Flogging Molly)などのバンドを称して1990年代後半に使われだした言葉であり、私が発表で挙げた70年代のスティッフ・リトル・フィンガーズやジ・アンダートーンズがそう呼ばれていたことはありません。

アメリカやその他(オーストラリアなど)のアイリッシュ・パンクの特長は伝統楽器(アコーディオン、マンドリン、ティン・ホイッスル、ブズーキ、フィドル、バグパイプ)のメンバーと90年代パンクリバイバル(Green Dayに代表される)の早いビートのロックバンド編成を組み合わせたものであり、その先駆けとしてロンドンのアイリッシュ・コミュニティー出身のザ・ポーグスがいたわけです。

ポーグスは70年代末のオリジナルパンクに影響を受けていて、ドロップキックなどの早いビートの曲調は少ないわけですが・・・。

つまりアイリッシュ・パンクはもともと雑種性の音楽形態であり、アイルランド移民がその主要な担い手だと言えます。残念ながらアイルランドでは盛んではなく、70年代のアイルランドに存在していたのは極めてロンドンやアメリカ西海岸のオリジナルパンク(ザ・クラッシュやラモーンズ)に近いバンドだったと言えます。

そこらへん私の議論が整理されておらず混乱を招いてしまったのではないかと思います。

ちなみにドロップキック・マーフィーズの動画です。

http://www.youtube.com/watch?v=ALH9afb4r2s
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テーマ:音楽 - ジャンル:学問・文化・芸術

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